OCES(オーケス)は、高校生の進路指導・キャリア教育、職業教育、志教育・ESDプログラムの開発と実践を行っています。
教員向けの研修会も校内外で行っており、なかでも、平成30年3月11日に開催した
キャリア教育研究会 キャリア教育の温故知新は、キャリア教育の本質を考える良い機会となりました。
(紹介ムービーをご覧ください)
生徒向けのプログラムは、ガイダンスやワークショップ、高大連携事業、放課後寺子屋・探究Cafe、生徒会などのリーダー研修、宿泊研修のプロデュース、コーディネートも行っています。
平成23年中教審答申より、キャリア教育は、生きていくため、働いていくために必要な資質を発掘し、能力を伸ばすことであると理解しています。また、これらを日常生活や学校生活、授業の中で行うことが重要であるとキャリア教育研修会「キャリア教育の温故知新」で教えていただきました。
進路選択は、生徒の本来の「キャリア意識(将来を見通したうえで、どのように生き、働きたいかという意識)」をいかに本音レベルで引き出せるかが大切だと考えています。また、このキャリア意識の言語化には力が必要であると考えており、進路選択のための力を高める講座もプロデュースしています。
志とは、大辞林より広義には、「心のめざすところ」と理解しています。狭義には、「自分の本来の力を発揮し、世を輔くる」ことであると私たちは考えています。生徒の志を育み、地球課題を解決するビジネスマン、科学者、技術者、公務員を発掘育成することがこの事業の目的です。
文部科学省ホームページより、ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。
国連が掲げたSDGs(Sustainable Development Goals)の達成と、その先を見据えた教育支援を行い、地球課題を解決するビジネスマン、科学者、技術者、公務員を発掘育成することがこの事業の目的です。
OCESが探究学習の促進を目指す理由は2つあります。
1つ目は、「探究心」と「探究力」がビジネスの世界でも学術の世界でも重要であると考えているからです。
2つ目は、この探究心と探究力が、生涯学習者(Lifelong Learner)の土台となり、生徒のキャリア意識、志が自然に言語化され、進路指導の理想の形が一つできるためです。
※Lifelong LearningはSDGs(Sustainable Development Goals)のためにも必要な能力として位置づけられています。
現在は生徒会へのリーダー研修を中心に行っております。
職業へのスムーズな移行のための教育を職業教育とすれば、この生徒会活動は良い職業教育の機会です。
平成11年中教審答申より、高大連携は、「高校生が大学等の教育を履修する機会の拡大」「大学のアドミッションポリシーの明確化とその周知のための方策」「高校における進路指導や学習指導要領の充実」「入学生の様々な学習歴に応じた高等教育への円滑な導入」「 高校と大学相互理解の促進」であり、関連する事業を行っています。
高等学校の放課後の時間を活用し、寺子屋を開講しています。
定期的に行っている高校は福岡県立香椎高校、自由ケ丘高校の2校です。今後は不定期で開講する高校を拡大予定です。
進路指導、キャリア教育、志教育をテーマとした研修会を不定期で開催しています。
また、毎月最終月曜日の19時半から、探究学習研究会を開催しています。